良い意味で、目の付け所がイオンモールだね、豊川イオンモール構想。
まさかのぽっかり、ショッピングモール空白地帯を見つけた。
- 豊橋市、人口37万人
- 豊川市、人口18万人
周辺市も合わせると75万人級である、愛知県南東部。
その中核都市・豊橋市には、イオンモールなどの大型商業施設がない。
愛知県には11ものイオンモールがあれど、南東部には1つもない。
岡崎イオンモールが東寄りにあるが、豊橋市からは30km1時間の距離感。
ユニー(アピタ)が強いイメージの愛知県、実はイオンモールのほうが更に優勢なのだが、
そのイオンモールですら豊橋市一帯には出店していないという事実。
豊橋市には大きなイオンがない。
イオンモールではない、通常の「イオン」なら、イオン豊橋南店がある。
それとは21km30分離れた、豊川市の豊川市民病院に隣接したスズキ自動車工場の跡地、
名鉄豊川線・八幡駅そばに2023年以降の開業計画がされているのが、豊川イオンモール。
もちろん、豊橋市にショッピングモールがなかったはずもない。
豊橋市内の複合商業施設・ホリデイスクエアにあったイトーヨーカドー豊橋店は、
実に38年もの間、豊橋市民の人気を受けていた。
時代の流れと共に、2017年1月9日に閉店し、今は跡地にメガドンキがある。
スズキ自動車の工場が閉鎖されると、その跡地に手を挙げたのがイオンモール。
豊川イオンモールで、豊橋市一帯のショッピングモール需要を一気に取れる地理にある。
強力な古参ライバルも去った後だし、豊川イオンモールは好機の極みだ。
北東4.5kmに「イオン豊川」があることは、まぁ仕方のない重複。
イオンモール常滑やイオンモール岡崎以上の、愛知県最大級となる豊川イオンモールをオープンさせることで、
愛知県南東部のニーズを確実に、一気に、掴もうとする豊川イオンモール。
ビジネスの隙間が空いて、好機が降ってきたら、すかさずそこに投資をして、
しかも他社が金輪際太刀打ちできないようなレベルのものを、イオンモールは計画した。
豊川イオンモールという、まぁ地方ショッピングモールの出来事なのだが、
確かな商機への戦略を感じて、思わずこうしたノートを取った次第さ。